ごあいさつ

 

Holistic aroma 香りの記憶..セラピストの平田ゆかりです。

私が初めてアロマセラピーに出逢ったのは、20年程前の香港。私と英国で活動されるアロマセラピストのふたりしかいない部屋はとても心地よく、以来アロマセラピーが私のライフワークとなりました。

 

帰国後も学びと経験を深め、セラピストとして活動を興して約10年。たくさんの方々と過ごしてきた、その一部を紹介させてください。

 

仕事量激増による疲労で肩コリを訴えていたOLさんとのお付き合いは、その後彼女の「第一子出産の立ち合い」という場面を向かえることとなります。ふたりめの時は陣痛から身体の硬直を緩めて励ましました。お兄ちゃんはパパと一緒に、妹が生まれる瞬間までエールを送っていて、とても頼もしく感じました。

 

極度の冷え性で、猛暑の夏でも長袖とカイロを離せなかった女性。次第に肌の色が透き通り、素敵な出会いにも恵まれました。ご招待を受けた結婚式でのノ-スリ-ブのドレス姿は本当に美しく、彼女が流す涙より私の方が大粒で恥ずかしかったのを覚えています。

 

ご予約を受けてお迎えしたのは84歳のお母さま。施術中、全身トリートメントの機会をプレゼントされたお嬢さんのお話を聞いているうちに、優しく眠りに入られました。目覚めると頬は桃色で、お顔は少女のよう。寒い冬の夕方のご自宅までの道すがら、会話に登場する若き彼女はとても輝いていました。

 

「ママのトリートメントは私もいっしょ。」バナナを片手に小さなお友達もお部屋に入ります。私は施術をしながらあやしたり、抱っこしたり、寝かしつけることもあります。「お腹にいる時からなかよしだもんね~」と声をかけながら、ふわふわの身体も触れられるのは私の至福。ゆるりとした、ふたつの寝息はこちらも癒されます。

 

 

いま回想してみると、みなさまの人生のドラマの一部に組み込んでいただけるようなセラピーになっているのではないかしらと感じ、ひとりひとりに出会えたことに感謝しています。

 

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